結婚のきっかけ お坊さんと葬儀屋さんで出会った!?<前編> 結婚のきっかけ

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結婚のきっかけ お坊さんと葬儀屋さんで出会った!?<前編>

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結婚のきっかけ編集室

2018-9-13

結婚のきっかけ お坊さんと葬儀屋さんで出会った!?<前編> -

神奈川県平塚市にある浄土宗のお寺「浄信寺」のご住職と奥様の純子さんは2002年7月7日の七夕に浄信寺にて仏前結婚式を挙げました。今年で結婚11年目のご夫婦です。
ご住職の吉田健一さんは、葬儀社にお勤めしながら、お寺の住職もされていたという異色の経歴の持ち主でいらっしゃいます。奥様との会話中には、優しくてユーモア溢れる「夫」としての姿を垣間見せてくださいました。

七夕の日が結婚記念日なのですね。

純子さん:
結婚式を七夕の日にしようと夢見ていたわけじゃなくって、「友前(ともまえ)」の日がその日しかなかったんです。
葬儀業界用語で、「友前」って友引の前の日のことをそう言うんです。

二人とも同じグループ会社で働いていたのですが、たまたま、同じ建物内だったことで顔見知りでした。当初は、友達とみんなでスノーボードに行ったりといった関係でした。



健一さん:
そうそう。その頃から私が彼女にアタックし始めたのですが、付き合ってもらえるまでは結構時間がかかったなあ。
2年くらいはアタックし続けましたからね。



共通の趣味はありますか?



健一さん:
まったくないですね。



純子さん:
共通の趣味はないけど、かろうじてスキーですかね。こどもと一緒にやる位です。



健一さん:
まあ、最近は体が動かないからなあ。
24時間一緒にいるから趣味を合わせる必要がないですね。仕事の会話が多いんです。
八百屋さんの夫婦みたいなもので、このお施餓鬼どうするとか、お彼岸どうするとか。そういう意味で、相手が何をしているかとかはお互いに気にならないですね。



純子さん:
あまり気にならないです。彼はお坊さんとしてもそうですが、男性としても珍しいタイプだなと思うんですよ。
女性っぽいんです。



健一さん:
そうそう。女性っぽいんです。
けっこう女子力高いんです、僕(笑)

今は、ご主人のご両親と同居されていますね。いかがですか?

純子さん:
義母にはほんとに良くしてもらっています。
主人の家族はけっこう竹を割ったような感じで、何か聞いてもスパーっと返事が返ってくるので、私も心が楽になるんです。



健一さん:
そうそう、命まで取られやしないよって、そんな感じで。



純子さん:
ほんと義母に助けられていることが多いんです。



健一さん:
私の母と上手くやってくれているので本当にありがたいです。



純子さん:
義父も義母も私を擁護してくれるので。
同居っていっても別棟ですけど、お陰でストレスなく過ごさせてもらっています。

結婚のきっかけ お坊さんと葬儀屋さんで出会った!?<前編> - お二人の結婚のきっかけは・・・

お二人の結婚のきっかけは・・・

純子さんが、「この人だ」と思ったきっかけは何ですか?



純子さん:
主人がマイコプラズマ肺炎になり急遽入院になってしまったのですが、彼の事がすごく心配で。
「こんなに心配なら、もしかして好きなのかしら?」って思ったことが結婚を意識したきっかけです。



健一さん:
彼女が病院へ連れて行ってくれたんですよ、あまりにおかしいからって。
そしたら即入院になってしまって。

そのうち何となく、いつの間にか結婚することになっていった感じ。当時のいきさつってよく覚えてないなあ。
俺、プロポーズした? そんな大したことしてないよね?(笑)



純子さん:
何となくでした。なんとなーく(笑)



その頃はお寺のお嫁さんになることはわかっていらっしゃった?



純子さん:
深く考えたことはなかったです。出会った時はお坊さんだなんて知らなかったし。
冗談なのかと思ってました(笑)



健一さん:
その時はもう、僕は会社を辞めてお坊さんでしたから、わかってはいたんでしょうけど、深く考えていなかったんだよね?



純子さん:
そうそう。お坊さんの奥さんになるってことをよくわかってはいなかったですね。



ご主人の好きなところは?



純子さん:
優しいところですね。あと、まめで誠実なところ。遊ばないところです。
女性関係は心配な面が特にないのがよかったです。



健一さん:
そうね。俺、ガツガツしないからね(笑)



純子さん:
職業柄、長い時間一緒にいるので・・・まるで老夫婦みたい。



健一さん:
そうそう。昼ドラとかも一緒に見るしねえ(笑)



ご主人は奥様のどんなところが好きになったのですか?



健一さん:
一目ぼれとかではなかったですよ。でも、彼女は結構目立つ存在でした。
とにかく明るかったですね。
受け答え一つにしても素晴らしかったし、仕事ぶりが素晴らしかった。いつもニコニコしていましたからね。

お寺の奥さんにしたらっていうことは考えなかったですけど、この人しかいないって思ったんですよね、その時は。
付き合うまでが長かったんですが、オーケーしてくれたあと結構すぐに「お父さんに会って」と言われたんですよ。それが決めて?!(笑)

結婚のきっかけ お坊さんと葬儀屋さんで出会った!?<前編> - お寺に入ることに抵抗は・・・?

お寺に入ることに抵抗は・・・?

いざ結婚となった時には、お寺に入ることに抵抗はなかったですか?



純子さん:
それはなかったです。お寺の嫁業はようやく最近になってわかって来た感じです。

子どもが小さかったので、今までは義母にメインで動いてもらっていましたが、子どもが大きくなって、お寺の行事に自分が出るようになってからは大分、諸々のことがわかってくるようになりまし
やっと最近、季節季節の行事が頭に入ってきた感じです。



健一さん:
ほんとに良くやってくれていて感謝しています。



喧嘩はしますか?



純子さん:
ときどき大きいのを(笑)

最近はあまり喧嘩していないですねえ。忙しいし。
私が言うことをただ聴いてくれればいいだけなのに、主人は、正論というか・・・男と女の違いについて・・・なんてことを語り始めるんですよ。
「そうだね。大変だね」で終わってほしい事なのに、「それはあなたがああでこうで・・・」って始まると、ああもういいやって思っちゃう。



喧嘩の時の暗黙のルールなどはありますか?



健一さん:
夫婦げんかは長引かせないのがいいね。



純子さん:
そう。間を開けるようにしています。喧嘩しても、その日には終わりますね。
私の場合、実家が凄く近いから、「実家に帰らせて頂きます」があまり迫力がないんです(笑)



健一さん:
そうなんです。
たまたまなんですが。彼女の実家は隣の同じ宗派の檀家さんだったんです(笑)
中学も隣の中学だったしね。



<後編へつづく>
インタビュー 2013年1月31日
平塚市 浄信寺 吉田健一さん・純子さん 結婚きっかけ

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