スイーツのクレームが結んだ恋!? <前編> 結婚のきっかけ

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スイーツのクレームが結んだ恋!? <前編>

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結婚のきっかけ編集室

2018-9-21

スイーツのクレームが結んだ恋!? <前編> -

「パティスリーカシュカシュ」の江藤シェフ。石神井公園で奥さまと2人3脚、地元に愛されるケーキ店を切り盛りしています。今年で結婚5年目のご夫婦です。

結婚式はいつでしたか?

潤さん:
2008年10月15日です。この日を決めたのは彼女の実家の仕事の都合と、僕の仕事の関係上、招待客にパティシエが多いので。
この職業についている限りは、週末は動けないんです。平日でないと無理でしたから。
それから出来る限り、月末でもなければ月初でもない時期をということで。



結婚するときは独立されていたのですか?



潤さん:
いいえ。大阪のケーキ店にいました。その頃は二人で大阪に住んでいたので、結婚式の打合せの度に飛行機で東京へ行き、成田のヒルトンホテルで結婚式の打合せをしていました。
彼女の実家が千葉だったので。



奥様と出会ったきっかけは?



潤さん:
彼女はお店のお客様だったんです。当時、僕は世田谷梅ヶ丘のパティスリーで店長をしていました。
ネット注文で彼女が注文してきたのですが、備考欄に「レーズンがきらいなのでレーズンが入ってないものを入れてください」と書かれていたのに、後輩がそれを見落として、普通のレーズン入りの詰め合わせを送ってしまったんです。

それで、彼女から「レーズンは入れないでくださいって備考欄に書いたのに、レーズンが入ってたのですが・・・」って電話連絡が入ったんです。
こちらはもうお詫びをするしかないじゃないですか。

その頃は店長としてお店を全部任されていたので、クレーム対応はすべて僕がやっていました。クレームの電話が入ったと言われ、僕が電話を変わって彼女にお詫びしました。それが最初。
急いで郵送で、お詫びの品を送ったんですが・・・。



智恵子さん:
そしたら、またスイートポテトにレーズンが入ったものが送られてきたんです。
ふつう怒りますよね?!
それで、また、電話したんです。「また、レーズンが入っていましたけど」って。



えーっ! 2回目も?! でも、そこから付き合うのに至る過程は?



智恵子さん:
お詫びの品の中に、彼の自筆のお詫び状と名刺が入っていたのですが、彼の名刺の名前を見て直感的に「この人と結婚するな」と思ったんです。でも、自分から連絡するのに躊躇をしていたんですけど・・・。

「2回目も、またレーズンが入っていたんですが」って電話しました。その時の彼の謝り方というか、そんなに悪い人じゃなさそうって。
やけに声が高かったんですよ(笑)



それが気に入った?



智恵子さん:
それが気に入ったというか、なんかもっと声を聞いていたいというような感じです。
でも、決定的なのは名前ですね。
名前で直観したのが一番かな。



潤さん:
その時に入れた名刺には、自分の携帯番号や個人のメールアドレスも載っていたんです。そういった情報があった方が信用があると思っていたものですから。
そしたら、彼女がメールをしてくるようになって。

スイーツのクレームが結んだ恋!? <前編> - 筋肉隆々の写真?

筋肉隆々の写真?

最初にデートをしましょうと奥様からのアプローチがあったのですか?



潤さん:
その頃、たまたま彼女がいなかったんです。別れたばかりで特に女性には興味がなかった。
フィットネスクラブで自分の体づくりにハマっていたんです(笑)
100キロのバーベルを上げたり、10キロくらい毎日ランニングしたりと、肉体改造に夢中になっていました(笑)

でも、仕事で疲れて家に帰ってはジムに行って体を鍛える、という毎日の繰り返しの生活を一年くらいしていて、何となく、こんな生活でいいのかと思っていた時に、ふっと現れたのが彼女だったんです。
彼女とは何度かメールのやり取りをしていて、彼女から先に自分の写真を送ってきたんです。



智恵子さん:
最初に、私が自分の写メを送っちゃったんです。



潤さん:
僕は、それが怖くて・・・(笑) いきなりそんな簡単に女性が自分の顔写真を送るかな?!と思って躊躇していたのですが、あまりに何回も、遠回しに顔写真を送ってくれないかなってアピールがあったものですから、そろそろ送ってみようかなって。
それで送ったのが、フィットネスクラブの爽やかな上半身写真だったんですよ。



筋肉隆々の写真?!



智恵子さん:
えーっ?! 一番最初は白衣の写真だったよ。
二回目がその写真です(笑)



筋肉に魅かれた?



智恵子さん:
そういうわけじゃないです(笑)
それで、そのうち、実際に会いましょうということになって。

スイーツのクレームが結んだ恋!? <前編> - プロポーズは・・・

プロポーズは・・・

初めて奥様を見た第一印象は?



潤さん:
静かな子だなって。



結婚しようと思い始めたのはどのくらい?



潤さん:
2か月くらいからかな。一緒にいて落ち着くなって思ったんですよね。
今まで付き合った女の子は「自分を見て!」っていう気の強いタイプの女性が多かったんです。
棘があるくらい癖のある女の子が好きだったんですが、彼女は今まで付き合った女の子とは全く違ったタイプだったので、逆に興味が出たんです。それにちょっとハマっちゃった。



どのくらい頻繁に会っていたの?



智恵子さん:
電話は頻繁にしていました。



潤さん:
その頃、僕に、たまたま有休が残っていたんです。それで3日間連続で会ったりとか(笑)
僕の休みの度に彼女が千葉から世田谷まで車で来てくれていました。
車で行くって彼女に言われて。

でも、その時はアパートに住んでいたんですが、車が停められなかったので、大家さんに駐車場を貸してもらえるよう頼んだりして(笑)
その後半年くらいして、独立を前に、経営を学べる大阪の洋菓子店に最終修行先を決めたのですが、一緒に大阪に住むことに。
その前に、それぞれの両親に挨拶に行ったのです。「結婚を前提に大阪に連れて行きます」って言いました。



プロポーズはいつ?



潤さん:
大阪に行く前です。いつだっけ?



智恵子さん:
3月・・・。
大好きな砧公園の大きなねむの木の下で。



潤さん:
けっこう突然に近いプロポーズでしたね。流れ的な感じでプロポーズしました。



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パティスリーカシュカシュ
東京都練馬区石神井町3-2-8 レイクサイド石神井公園
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<後編へつづく>
インタビュー 2013年3月27日
パティスリーカシュカシュ 江藤潤さん・智恵子さん 結婚のきっかけ

パティスリーカシュカシュ 江藤潤さん・智恵子さん 結婚のきっかけ