神奈川県平塚市、浄信寺の吉田さんご夫婦。今年で結婚してから11年目!
長続きのヒケツは・・・今回は後編です
結婚11年目、仲良しの秘訣は?若い方にアドバイスするとしたら?
純子さん:
関心ごとがすべて旦那様になってしまうのって良くないと思いますね。旦那様の事を気にしすぎることは良くないと思うんです。
健一さん:
お互いの心を覗き込もうとすると、良くないですよ。誰しも自分が一番かわいいものですから。
例えば、こどもだったりとか、商売だとか、何かお互いにひとつ目標があった方がいいですね。お互いに向き合っている方がいいですから。
遠くを見ていた方が近くはぼやけるのです。
嫌なことも含めてね。
純子さん:
あと、外では旦那さんの悪口は言わないようにしていますね。
健一さん:
私も悪口は言わない。これって大事なことです。
純子さん:
あとは・・・ラブラブで一生いようって思わない方がいいかもしれません。夢を壊すようで申し訳ないけれど。
それから、女性も自分の時間を大切にしたほうがいいと思います。
そうしないと、旦那さんが何しているのかとか気になっちゃうでしょう。そんなとこかな。
未来に向かってどのような夫婦像でいたいですか?
純子さん:
このままでいいよね。
健一さん:
うんうん。
ただ、現実問題として、私が死んじゃったらすごく迷惑かけちゃうんで・・・私が死んだ後、彼女やこどもたちは、このお寺にずっと住み続けるわけにはいかないですし。
住み続ける権利はあるけれど、新しい住職が入ってきたら、彼女やこども達はこのお寺に住み続けるわけにもいかないし・・・そのことを思うといろいろ考えますね。お寺の後処理を考えるといろいろと面倒くさいですよ、奥さんって。
純子さん:
目標は私が先に死ぬことなんです(笑)私達はあまり夢がないかな。
健一さん:
「関白宣言」の逆バージョンだなぁ。
唯一の不満は・・・
お互いに何て呼び合っているんですか?
健一さん:
うちはずっと「パパ」「ママ」だよね。
純子さん:
「よっちゃん」っていうときもありますよ。「吉田のよっちゃん」。
人ごみとかで「パパ~って呼んでもわからないときは「よっちゃ~ん」って。
恋人時代からずっと「よっちゃん」て呼んでいます。
奥様のことは?
純子さん:
純ちゃんかな?
健一さん:
純ちゃん・・・純子さんかな。お客様の前では「純子さん」だよね?
結婚記念日はお祝いしますか?
健一さん:
いや~やっていないなあ。大体忘れてるよね。
純子さん:
子どもの誕生日のときはいろいろ頑張って作ったりするけど、自分の誕生日や結婚記念日は特にないよね。
イベントの時は外へ出かけたい方かな。
健一さん:
俺はイベントと人ごみが大嫌いだからなあ。花火大会とか、お祭りとかすごい人ですからね。
あまり出かけたくないんですよ。
純子さん:
そうそう、この間もディズニーランドに行って途中で気持ち悪くなって車に戻っちゃったしね。
運動会とかも苦手なんですよ。
健一さん:
子どもの事は大好きなんですよ。でも、運動会でビデオ撮ったりするのが苦手。
ただ見てるだけならいいけど。
純子さん:
そう。それでいつも喧嘩になるんだった。ビデオも写真も撮ってくれないんですよ(笑)
健一さん:
だって、特別なことしなくても、子どもはいるだけでかわいいし・・・。
女子力の高い夫
ご夫婦同士で点数をつけるとしたら?
純子さん:
イベント嫌いなのがマイナス1で99点かな。
健一さん:
ほ~結構点数高いなあ~
純子さん:
もうちょっと体調や健康に気を付けて欲しいのでさらにマイナス1しようかな~
健一さん:
減点するの?
じゃあ奥様への点数も99点!
お二人とも高い点数ですね!
純子さん:
彼は家事も良く手伝ってくれるんです。凄いんですよ。
健一さん:
だって、嫌いじゃないから・・・。
純子さん:
私が婦人会の会合などで留守にする時はご飯を作ってくれますし。
このあいだは、下の子の習い事のお迎えがてら買い物をして、私が一旦家に帰って買い物袋を置いて、今度は上の子のお迎えに行っている間に、彼は置いてあった買い物リストを見て、そのリストで何を作るのか察して、料理まで作ってくれていたんです。
それはすごい!
純子さん:
娘たちがくれたメッセージカードには「パパいつもご飯作ってくれてありがとう」ってカードに書いてある。ママには「仕事してくれてありがとう」って書かれてて、普通と反対じゃない? って笑ったんですけど。
私が婦人会や本山に行く用事などで留守にするときは、パパがご飯作るからね。そんなイメージになっているのかなあ。
私がいないことの方が特別な感じだったからかもしれないんですけど。
でも、ほんとに助かります。なんだか主婦が2人いる感じ(笑)
健一さん:
そうそう。女子力高いから(笑)
純子さん:
買い物とかも好きだしね。
普通男の人って買い物飽きちゃうじゃないですか? でも彼は目をキラキラさせちゃうから。
健一さん:
ああそうね。雑貨屋さんとか大好きだしね。かわいい小物とか見るのが大好きですね。
森ガールみたいな感じに憧れる(笑)
買い物するのも好きだし、オープンカフェでお茶したりとかも好きなんですよ、僕。
純子さん:
そうそう。森ガールとか山ガールみたいな感じが好きよね。
日頃忙しいので、出かけられる時って、「何かしなきゃ何かしなきゃっ!」てなっちゃうんです。
どっか行ってコーヒーを飲む・・・その時間ってすごく贅沢ですよね。
家以外でちょっとゆっくりしようってなると、逆に焦っちゃう。ああっ何しよう?!って。
健一さん:
ここから平塚駅までは30分もかかりますからね。このあたりじゃお店なんてないし。
純子さん:
だから、たまのお休みの日になると、「じゃあ、ディズニーランドに行こう!」とかって思っちゃう。普通の人ならゆっくりしようって思うんだろうけど、疲れてでも何かしようって焦っちゃうんです。
そうすると、彼はついて来れない(笑)
健一さん:
そうだね。
純子さん:
他のご夫婦とはちょっと違うかな~。あまり参考にならないかも。
健一さん:
でも、うちは仲いい方だと思いますよ。コミュニケーションの時間は異様に多いですよね、うちは。
純子さん:
もめていないですしね。
健一さん:
よくしゃべってるよね、くだらない事でもね。
純子さん:
彼がおもしろい事を言ってるのに、それをキャッチしてあげられていないこともあるかも・・・。
でも、割と仲はいいと思います。
<完>
インタビュー 2013年1月31日
神奈川県平塚市浄信寺 吉田健一さん・純子さん 結婚のきっかけ
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