
旅行好きのサバイバル夫婦。結婚して旦那さんは「ひょうきん」になった!? 今回は後編です。
結婚してからも結婚前とは変わらないんですね?
和広さん:
はい。毎年良くなっている感じです。
僕は結婚してから、よく変顔するようになりました。ひょうきんになりましたよ!
記念日とかのお祝いはしているほうですか?
友香さん:
結婚してから4年目ですが、結婚記念日も入籍記念日も両方やってます!
お二人の出会いは旅行だったわけですが、結婚後にも旅行に出かけたりしているのですか?
和広さん:
もう、毎年行きます。新婚旅行は台湾一周をしました。
友香さん:
そうですね。無計画のバックパックで行きました。子どもが生まれるまでは毎年出かけていました。
旅行は大好きですね。
お二人のキーワードは「旅行」なのですね。ところで、仲良しの秘訣って?
友香さん:
私の方が男性性が強くて、彼の方が女性性が強い・・・って和さんが言ってくれたんですけど、全くその通りだなって思っています。
私は本当にきつい性格なんです。知り合う前は本当にひどかったんです。
だけど、彼は全部受け止めてくれました。最初に出会った時に包容力があるなー、って思ったんですけど、その通りでした。
昔の知り合いに会うと、私の性格が丸くなったって言われるんですが、それくらい尖っていたところというか、曲げられなかったものを、彼はやさしく曲げてくれたというか・・・丸くしてくれたというか・・・全部受け止めて、それを受け入れて、こうした方がいいよって優しく教えてくれたっていうか・・・。
それは考え方?
友香さん:
考え方もそうですし・・・きれいごとに聞こえるかもしれないんですけれど、「感謝すること」とか。本当に彼は色んなことを感謝してくれて、それを気持ちとしてちゃんと伝えてくれるんですね。ちょっとしたことでも「ありがとう」って言ってくれたりするんです。
それがすごくうれしくて・・・そういう感謝の気持ちとかを教えてくれました。それが自然にできるようになっていって・・・。そうしたら、いろんなことを感謝できるようになっていったんです。
だんだんまわりの大切さっていうのがわかってきて。
「ああ、今までこういう感謝が足りなかったんだなあ」と、気づかせてくれたというか・・・。
私の中でそれはスゴイ大きなことで、それを気づかせてくれたのが彼でした。すごく素敵な人です。ほんとにそう思うんです。
四国に行った時も、ずっともやもやしていて・・・なんか気持ちが晴れなかったんですけれど、彼と善根宿の社長さんに会っていろいろ二人に話を聞いてもらったら、そこで、ずっともやもやしていたものが晴れて、道が開けたというような感じでした。
人として尊敬できるし、パートナーとしても尊敬できるし、すごい大好きです!
ほんとに素敵な人と出会ったなって思っています。
和広さん:
うふふ。ありがと!
彼女の好きなところ、変わってほしくないところはどこですか?
和広さん:
天真爛漫っていうか、悪く言うとハイテンションなところと言うか・・・よく言うとひょうきんと言うか。
僕にしか見せないひょうきんさや面白さを、僕にピンポイントで見せて、笑わせてくれるんです。
僕が堅い事や、けっこう真面目なことを考えていると、彼女は面白く、違った視点で見せてくれる。そうすると・・・ああこれは助かるなーと。
笑いが絶えないということには、いつも感謝しています。
夜にお散歩するそうですね?
和広さん:
結構、散歩するのが好きなのですが、夜、僕の仕事が終わって食事してからの散歩のことを「よるさん」って呼んでいるのです。
付き合った時から土手を歩いたり、色んな買い物ついでに散歩に行こうかっていうのがあって。
最近は「よるさん」やってないね。赤ちゃんがいるからね。
友香さん:
うん。
お子さんが大きくなったら散歩も旅行も一緒にいけますね。
和広さん:
そうですね。旅行もいきたいですね。でも先週大洗に行って来ました。水族館とか・・・面白かったです。

お二人にとって「結婚」とは・・・
今までお互いに一人で行っていた旅行が、二人連れになったわけですが、そういった旅行の変化については?
友香さん:
好きなこととかが似ているんで、行きたいところも似ているので、二人でいることが自然な感じです。
まだ運命の人に出会っていない方たちにメッセージはありますか?
和広さん:
お遍路へ行ってみてください!(笑)
結婚をしようかと迷っているような若い人にアドバイスするとしたら?
和広さん:
結婚いいよね。
友香さん:
うん。結婚っていいよ!
和広さん:
一人でも済ませることは出来るんだけど・・・「辛いことは2倍になるけど、悲しいことは3倍になる」っていう人もいるようだけど、別に辛いことはないし、ただ単に楽しいことが倍になっている感じです。
人生の中で一番いい時期です。
友香さん:
私も一番いいです。
和広さん:
僕がアメリカに行っていた時に、よく「夢は」って聞かれていたんです。
アメリカにいるんだから夢を持っているんだろうと言われたんですけれど「夢をもっていなくちゃいけないの?」って、夢を持っていない劣等感を持っていたんです。
でも、一つだけ「素敵な家庭を持ちたい」ってずっと思っていました。で、ずっとそれを思っていたのが叶っているんですね。
一方で、幸せと成功は違うのかなって悩むことがあって。財産を作るとか事業で成功するとかそういう成功よりも、はるかにこっちの、最小限のコミュニティーを成功させているっていうのが一番叶えたかったことなので、「あぁ、よかったー」って思っています。
変に劣等感を持っていたけど、一番こういう身近なところで、叶っているんだなって思うと、昔から間違ってなかったんだなあって思うことがあって。
若い頃には、「お金持ちになりたい」とか、いろんな夢を持つのがいいのかもしれないけれど、心のどこかで、「自分の持ちたい幸せな家庭像」みたいなものをどこかしら持っておくと、叶う確率が高いんじゃないかなと思うのです。
若い人に言いたいのは、幸せな社会像に、より具体性を持たせて「それが叶うんだよ」っていうことを信じた方がいいんじゃないかなと僕は言いたいですね。
もし「彼氏なんかいいわ」っていうような若い女の子がいたら、何て言いますか?
友香さん:
いなくてもいいんだったら多分それでいいと思うんです。その子の人生だから。
でも、私が和広さんを見つけたように、結婚しなくていい代わりに何かほかに「夢中になること」を持っていてもらいたいなって思います。
私はほんとに結婚願望がなかったし、和広さんじゃなかったら結婚しなかったし・・・。
結婚がしたいから結婚したんじゃなくて、和広さんとだから結婚したっていう感じだから、結婚したいっていう人にはアドバイスは出来ないかもしれないけど、なんでもいいから夢中になれるものがあったらいいんじゃないかなって思います。

今後のお二人の予定・・・エッ? 寿司職人!?
お二人の今後の目標は?
和広さん:
基本的になすがまま来たんで、結構流されるのもいいんじゃないかなって。希望としては、またアメリカに戻りたいなっていうのはあるんですけど・・・。
実は、彼女は早く働きたくて仕方ないんです。
友香さん:
来年、寿司アカデミーっていう短期で修行できるところに通わせてもらう計画をしているんです。
和広さん:
彼女、寿司職人になりたいんです。
魚をさばくのがめっちゃ上手なんですよ~。
友香さん:
スーパーの鮮魚コーナーでやっていて、それで、魚をさばくのに興味があって。
ちょっと教えてもらいたいなって思っていたんです。
和広さん:
アメリカ行くなら寿司職人は絶対に職があるんで、それは僕も賛成~!って(笑)
楽しみですね。喧嘩もしないし、何の問題もない・・・
和広さん:
問題・・・ないですね。むしろ、僕がのろけすぎて怒られる。
あまり人にいうと、私のハードルが上がるからやめてって(笑)
本当はもっともっとのろけたいくらいなんですけどね!
友香さん:
ありがとうね。幸せです!
お互いの点数・・・聞くまでもなさそうですね(笑)
和広さん:
そうですね。100点満点で!
友香さん:
はい!
これからもご家族で旅行を楽しんでくださいね! 楽しいお話をありがとうございました。
<完>
インタビュー 2013年3月30日
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